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2011年5月30日 (月)

特集ウラ話:億万長者の自宅の実像

編集部の真弓です。

現在好評発売中の日経マネー7月号「教えて!となりの億万長者」。

膨大な調査結果を元に、編集部で総力取材。
リアルなデータ満載で読者からも既に多くの感想をいただいています。

この中で、「億万長者さん1億円達成の秘訣」という特集を担当しました。

20110531

実際に、億万長者さんのお宅に何軒かうかがったのですが…

え、これが億万長者のお宅……。

 
「いかにも」というお宅には一回も巡り会えませんでした。どなたの家も、普通の人と変わりない。
 
いかにも、というのはかなりあいまいですが、
 
 ・めちゃくちゃ広い、
 ・玄関が普通の人の家のリビングくらいある
 ・超高層マンションの最上階でほとんどワンフロア独占している
 ・部屋に間違ってふれたら大変そうな飾り物がある

  
などなど。
  
2軒のお宅がある人もいらっしゃいましたが、最初の家の方はかなり年季が入っている。近くに、最近買ったというお宅もあるというので、かなり先入観を持っていきましたが、仕事場との兼用で、こちらも広さも極めて庶民的でした。
  
おカネ持ち=豪邸 というのはステレオタイプな見方なのだと、改めて感じました。昔、「夜討ち朝駆け」という取材で、東証1部上場会社や誰もが知る多国籍企業の社長さんや役員のお宅にも何度もうかがったことはありますが、こちらもほぼ100%、自分(私)が住んでてもおかしくないといっては失礼ですが、そのような家でした。
  
今話題の電力会社が過去に問題が起きたときも歴代の社長さんの家に伺いましたが、みな庶民的。経営破綻してしまった日の丸エアラインの元社長さんたちの家もしかり。不良債権処理で突き上げられた旧長期銀行の元社長宅も同じ。

不良債権問題がかまびすしかった頃、金融機関や債権放棄してもらった会社の経営者の財産をあからさまにし、糾弾した週刊誌がいくつもありました。でも個人的な印象では、有名企業のトップといえども目にすることのできる有形資産はフツーで、この資産を返済やけじめとして処分しても、大した足しにはならないというものでした。
 

ただ、オーナー企業のお宅は、違いました。飲料メーカーのオーナーさんの家は「なるほどいかにも」というものでした。本当にぶったまげた豪邸は世界的なAVメーカーで、最近名称をカタカナに変えた創業一族のお宅。これは本当に本当に驚きました。残念ながら、お宅にあがってお話を伺う機会はありませんでしたが、拝見できただけでも意味がありました。

オーナー社長に比べれば、日本のサラリーマン社長は欧米企業に比べれば安月給。だから豪邸を持つことは難しいかもしれません。今回取材した質素な暮らしの億万長者さんのように、あの社長さんたちも質素な暮らしぶりでも実はお持ちの金融資産は多かったのかもしれません。しかし、あまりそうとは思えませんでした。だから、会社にしがみつき、様々なフリンジベネフィットのうまみを吸い尽くすサラリーマン社長もいるのでしょう。

住宅価格が高く、そのうえ相続税も上がりそう。昨今の地震や原発事故でますます家を持つことに慎重になる人は増えてくる可能性もあります。人生最大の買い物といわれる住宅におカネを投じなくなれば、質素な住まいの億万長者さんに巡り会う機会も広がるのかもしれません。

5月 30, 2011 編集部裏日記 |

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