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2011年3月14日 (月)

【緊急寄稿】地震とおカネの知恵「地震が起きたら!まず知っておきたいこと」

東日本大震災におきまして、被災地関係者の方々には謹んでお見舞い申し上げます。日経マネー読者の中にも被害にあわれた方がたくさんいらっしゃると思います。日経マネー編集部では少しでも皆様への有益な情報が提供できるよう、弊誌でもいつも取材に応じてくださっている独立系FP会社「生活設計塾クルー」の皆様から、「地震とおカネの知恵」をテーマに緊急寄稿をいただきました。

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「地震が起きたら!まず知っておきたいこと」

ファイナンシャルプランナー
深田晶恵さん http://www.akie-fukata.com/

Fukata 地震当日、私は西日暮里で足止めされましたが、夫が迎えに来てくれて3時半には帰宅できました。出先での情報は、おもにツイッター。その利便性はありがたかった一方で、テレビでの映像を見ていなかったで、被災地の深刻な状況をわかっていませんでした。
(ワンセグは電池消耗がこわくて、見ていません)

家に帰ってからは、テレビ、ネット、新聞、何でもあるのでいくらでも情報がとれますが、被災地の人は圧倒的に情報がとれないだろうなと実感しました。

という理由から、私からはツイッターでも流せるように、それぞれ短めのアドバイスをお送りします。

●火災保険のみでも「地震火災費用保険金」が出るケースがある
地震・噴火・津波を原因とする火災によって建物が「半焼」以上になったときに受け取れる。一般的に保険金額の5%。1千万円だと50万円なので、お見舞い金相当と考えるといい。地震保険に入っていないから、何ももらえないと思いこんではダメ。

●建物被害が少ないなら写真を撮っておく
明日以降、保険会社のコールセンターはパンク状態になるだろう。建物被害が少ない人は、写真等を撮っておき、一段落してから問い合わせる。「被害が甚大な人を優先」と念頭に置く。

●義捐金詐欺に注意!
・日本赤十字社などがメジャーだが、そこを装った詐欺もあるので注意。振込口座名が「日本赤十字社 (個人名)」と個人名のものはニセモノと思った方がいい。今日の段階で日本赤十字社は「義捐金は関係機関と調整後、案内する」とまだ受付をしていない。

・赤十字以外のNPOなどに義捐金を送るなら、日頃からHPを通じて活動をウオッチし、信頼・共感しているところのみに限定するのが安心。今回初めて目にしたところは、選択肢に入れない方が無難だろう

・被災地にいる家族、親戚を装った「振り込め詐欺」も多発するだろう。いったん電話を切って本人と確認できるまで、絶対に振り込んではダメ。子ども・学生を使った街頭募金も発生しているようなのでこちらも注意(募金集めに立っている人もだまされている)。

●被災地での情報収集
避難所ではPCが使えず、テレビもずっと見れるわけではない。新聞を手に入れ、被災地以外からの視点を取り入れては。今朝の朝刊では大手生命保険会社各社が「地震では本来適用されない災害保険金を適用します」と広告がでている。注意事項や金融機関対応の記事も参考になる

●ツイッター利用の注意点
情報が早いので大変便利。ただし、誤った情報もあるので、冷静に情報の取捨選択を。

●損保会社の地震保険、火災保険に加入なら

まず代理店へ連絡。代理店と連絡がつかないときには、損保会社のコールセンターへ。電話番号がわからないときには、損保協会へ問い合わせを。0120-107808、携帯・PHSからは03-3255-1306へ(国内損保会社のみ)。各社のコールセンターを教えてもらえる。

●JA共済に加入なら最寄りのJAへ、全労済のお客様サービスセンターは0120-00-6031、都道府県民共済加入で窓口がわからないなら本部のフリーダイヤル0120-600-050で各地の県民共済の連絡先を教えてもらおう。

●住宅ローンの返済が滞りそうになったら
・旧住宅金融公庫ローン、フラット35を利用中の人の返済相談は、窓口の銀行の支店、または住宅金融支援機構・東北支店022-227-5013へ。払い込みの据置、返済期間の延長などの措置を設けている。

・銀行の住宅ローンの利用者で返済が滞りそうになったら、まず支店へ一報を入れ、返済の見直し相談を。各行の対応の詳細は出ていないが、わかり次第伝えることにする。

・被災住宅復旧のための融資(新規)は、住宅金融支援機構の「災害復興住宅融資」がある。コールセンター0120-086-353で相談を。その他、銀行でも「災害復興ローン」を扱っており、金利の割引をしているので、最寄りの銀行の支店で相談を。

<深田晶恵さん・プロフィール>
ふかた・あきえ/ファイナンシャルプランナー。1967年北海道生まれ。外資系電機メーカー勤務を経て96年にFPに転身。FP会社で実務経験を積んだのち、98年4月にFPとして独立。現在は、生活設計塾クルーのメンバーとしてコンサルティング業務を行うほか、雑誌等の原稿執筆、講演などを手がける。近著は「住宅ローンはこうして借りなさい・改訂委3版」「住宅ローンにだまされるな!住宅ローン見直し偏」(いずれもダイヤモンド社)、「女子必読!幸せになるお金のバイブル」(日本経済新聞出版社)など

3月 14, 2011 最新ニュース |

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