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2009年6月 1日 (月)

結局、手書き伝票が必要な「株券電子化」って…

日経マネーの最新7月号、もうお読みになっていただけたでしょうか。

編集部の本間です。

さて、7月号のマーケットスコープにも出てましたが、5月29日は上場株式などの特別口座から特定口座への預入期限でした。該当の方、間に合ったでしょうか。

私はどうも間に合わなかったようです。正確には、私のではなく、私の父の所有株です。

父は長年、大手証券会社の外務員を通じて株を売買していたのですが、数年前、私がそそのかしてネット証券に口座を開かせて以降は、もっぱらネットで取引をするようになっています。

今回、手続きが間に合わなかったようなのは、長期保有している損保会社の株。この損保会社、合併の結果、父の保有株には単元未満株(端株)が生じていたのです。単元分は、そのまま「ほふり」に預託されたのですが、端株は、ほったらかしにしておいたため、名簿を管理している信託銀行の特別口座に入ってしまいました。

この端株、損保会社に買い取ってもらうか、単元数まで買い増して自分の証券会社の口座に移すか、という作業が必要になります。

父も信託銀行や証券会社と電話でやりとりして、何とか自分で手続きしようとした(らしい)のですが、最後はとうとうさじを投げ、息子(私)に「わからん!」と電話をかけてきました。これが24日です。

「株券電子化にネット証券、便利なんだか不便なんだかよくわからないなぁ」「後期高齢者(父)にネットは難しかったかなぁ」などとと思いつつ、翌25日、車で15分の実家へ向かったのですが、お恥ずかしいことに、ミイラ取りがミイラ取りになってしまいました。

父の手元には信託銀行から取り寄せた「単元未満株式買増請求取次依頼書[特別口座]」と「口座振替申請書[特別口座]」という書類が2通。父は、足りない株を買い増して、ネット証券の口座に単元株として入れたいというのです。

以前、新証券税制の記事を書いたので、1枚目の用紙で端株を単元株まで買い増して、2枚目の用紙で信託銀行の特別口座からネット証券の口座に株券を移す、ということは理解できました。

書き方の見本もあるし、まぁ、たいしたことなかろうとタカをくくって作業を始めたのが失敗でした。

記事では書きましたが、用紙を見るのも、実践も初めてです。1枚目の用紙に振込額の記入欄があります。株を買い増すための資金を信託銀行の指定口座に振り込めということらしいですが、さていくら入れればいいのやら。

端株は単元株の半分でしたから、直近終値から計算して、単元株の購入資金の半分に多少、上乗せしてきりのいい金額を入れとけばいいだろう、と考え、まさに適当な額をオンラインバンキングで入金するように父に指示します。そして、その金額を1通目の書類に書いて投函!
ここで2つのミスを犯しました。

まず、買い増し用資金は、必要金額の1.3倍を振り込まなければなりません。さらに、振り込みする際、名義人名の前に特別口座の識別コードを挿入する必要があるのです。どっちも書き方見本と1枚目の用紙に書いてありました。

金額足りません。振り込み人名は名前だけです。大失敗です。

あわてて足りない金額を、今度はコード付きの名前で振り込んだのですが、1枚目の用紙の振り込み金額は、当初の金額のままポストの中。訂正不能。

うーん、困りました。

信託銀行に電話をしたのですが、なかなかつながりません。そう、まさに、問い合わせが殺到しているのです。
で、親子で話し合った結果、「一応、必要資金と必要な情報は送ってあるので、なんかあったら、問い合わせがくるだろう」という結論に達し、放置することにしました。

次に2枚目の振替申請書です。この用紙には、振替先証券会社の機構加入者コードと加入者口座コードなる記入欄があります。

ネット証券のサイトにログインして、加入者口座コードは判明しましたが、機構加入者コードがわかりません。取引先証券会社に聞けとありますが、やっぱり電話がつながらない。グーグルさんに聞いたら、何のことはない、加入者口座コードの前半7桁でした。これも記入して投函しました。、

この後は、本来であれば、信託銀行が足りない分の株を買って、単元株をネット証券の口座に入れてくれて、余ったお金を指定の銀行口座に振り込んで一件落着となるはずです。

ここで問題なのが冒頭の29日の締め切りです。信託銀行の特別口座から、証券会社への特定口座への振替期限が29日なのです。買い増しが終わり、振替書類が29日までに有効になっていればOKですが、間に合わないと、買い増した株は一般口座行きです。

6月1日現在、父のところに信託銀行から何の問い合わせもありません。なんとなく、買い増した株は一般口座行きが決定したような雰囲気です。

特定口座に4単元、一般口座に1単元。この後、また、ひともんちゃくありそうな気配です。買増でなく、買取請求ならこんな面倒なことにならなかったのに。

信託銀行の皆さん、締め切り間際の駆け込み手続きに忙殺されているところに、変な書類が届くと思いますが、よろしくお願いします。

それにしても、オンラインで、ちゃっちゃっといかないもんですかねぇ。株券を電子化したために手書きの伝票を郵送しなきゃならないってなんか違和感あります。
株券電子化、後期高齢者だけでなく、株に不慣れなそこつ者にも厄介なイベントでした。

6月 1, 2009 編集部裏日記 |

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