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2008年11月11日 (火)

<新連載のお知らせ> 冷泉彰彦の米国マネー最前線(直筆サイン本のプレゼントあり!!)

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株式・金融市場はもちろん、政治経済、文化や世相など幅広いテーマを独自の視点で論じる米国在住のジャーナリスト冷泉彰彦さん。日経マネーで新連載をスタートするにあたり、どんな情報を発信していきたいのかなどを聞きました。(インタビューは続き)

――米国生活はどれくらいになるのですか。

冷泉 かれこれ16年です。クリントン就任のときからで、クリントン8年、ブッシュ8年です。最初はもともと勤めていた日本の会社がアメリカの会社と資本提携して、そっちに移籍した。そのまま大学院にいって、現在は教職や執筆活動がメーンです。

――ところでそのアメリカでは今、金融危機が大きな問題になっていますが、現地はどんな様子ですか。

冷泉 実際に10月はみんな落ち込んでいるし、街を歩いていても雰囲気が暗かった。週末なのにレストランがガラガラだったり。だから非常に表面的なところも含めて、みんなの生活に影響が出ていますよ。これが長期化すれば大変ですが、短期で終われば戻りも早いでしょう。

――経済分野でとくに関心をお持ちのテーマは何ですか。

冷泉 今回、金融危機が起きたので、アメリカ人の働き方とか、考え方とかがこれで変わるのか物凄く興味があります。大きなレバレッジをかけて、資金を引っ張ってきて、荒っぽくやってきましたが、中身をみると、実体経済として、ちゃんとモノを作っていないというか。そういうところを少し反省して、もっと地に足の着いた経済になるのか。それともこれまで以上に、抽象的なインターネットと情報と金融というところに再び戻ってくるのか。そのあたりに非常に興味がありますね。

――どう予想されていますか。

冷泉 まだはっきり言えないところがあるが、ただやっぱり、もの凄くスピード感がある。つまり90年代の日本の不況や大昔の大恐慌に比べると情報が一瞬のうちに伝わる。例えば、アメリカの市場はで4時に閉まるわけですが、3時45分ぐらいに悪材料がでたりすると、そこから物凄く下がる。7%ぐらい。そのスピード感ってすごい。逆にいい材料が出たらパーンと上がるわけですよ。それって、単にネットで取引している人がゲーム感覚で株をやっている、という見方もできますが、それ以前の問題として意思決定とか、社会の動きとかすごく早いのは感じます。だから本気になって戻るといったら、戻りも早いでしょうね。その辺のスピード感各は日本とちょっと違うし、オバマが大統領になればますます世代交代が進みますからね。そういう意味でのスピード感が失われたら大変なことになりますが、スピード感があるうちはまた違う展開もあると思いますね。

――新連載ではどんな情報を伝えていきたいですか。

冷泉 そうですね。やっぱり物凄く大きな変動が起きているので、できるだけ大局観、大きな視野を持つことが大事だと思います。それともう一つは本当に人間の常識に返るということが大事になってくる。やっぱりコツコツ技術を育て、ちゃんと品質を高めているビジネスは報われるだろうし、そうじゃなくて自分でも何をやっているのか分からなくなるような、ある種の欠陥のある金融工学のようなものは行き詰るでしょう。今はそういう時期だと思う。そういう意味で個別銘柄のチャートとかに捉われるんじゃなくて、もっと視野を広く持って判断していけばいいし、また逆にそうでないと、これだけ変動が激しい時代にリスクをとって動くのは難しい時代だと思いますね。

――連載1回目のテーマは米国の大統領選ですが、最後に筆者から読みどころを一言。

冷泉 我々の意識の中には、なんとなく漠然と共和党のほうがビジネスが強いとか、日本にやさしい、といった思い込みがありますが、もうそれ自体は変わってきています。で、今現在起きていることはオバマのほうが本格政権をめざし、マケインのほうが草の根保守の情念みたいなものに引きづられちゃっているということです。だから保守本流じゃなくなっている。そういう部分の流れの変化をぜひ伝えていきたいですね。(敬称略)

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Blogbook_2 《読者プレゼント》
なお連載開始にあたり、冷泉さんの直筆サインの入った著書『民主党のアメリカ 共和党のアメリカ』(日本経済新聞出版社刊)を5人の方にプレゼントします。希望の方は「希望するプレゼント名」を「冷泉さんの本」として、こちらからご応募ください。定員になり次第、締め切らせていただきます。(応募多数の場合は抽選)

たくさんのご応募お待ちしております。

※プレゼントの受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

11月 11, 2008 |

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