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2008年10月28日 (火)

日経田村デスクのおすすめ書籍

こんにちは。
日本経済新聞で日曜版マネー関連面のデスクをしている田村正之と申します。

今日は日経マネーでもかつて連載をしていた三菱信託銀行財務コンサルタント、灰谷健司さんの著書「相続の『落とし穴』」(角川SSC新書、760円)のご紹介です。Souzoku

相続というと、相続税がかかる人(死亡者の5%弱です)だけの問題かと思ってしまう人が多いようです。しかし重要なのは、相続税が発生しなくても、財産わけは必ず発生するということです。それをきっかけに仲が良かった兄弟などの人間関係が壊れてしまうことも非常によくあるそうです。

筆者の灰谷さんは、まさにそうした「普通の家族」のために、もめないための相続の様々な知識をこの一冊にコンパクトにまとめました。しかも「遺言が大事」という他の書籍のレベルにとどまらず、「親に気持ちよく遺言を書いてもらうためにどうすればいいか」というさらに先の部分に踏み込んでいるため、極めて実践的になっています。

もちろん、不動産の共有がもたらす問題、生前贈与、香典は誰のもの? 2次相続までにらんだ注意点など、知っておくべき民法、税法の知識も盛りたくさんです。

圧巻は遺言のモデルを例示した最終章。「遺言は家族へのラブレター」という考え方で書かれた遺言書は涙を誘います。こんな愛情にあふれた遺言があれば、残された肉親は争う気をなくすでしょう。それを読むだけでも買う価値のある書籍です。

10月 28, 2008 編集部裏日記 |

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