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2008年9月19日 (金)

ブランドの力

こんにちは。坂崎です。

毎日、乱高下が続きますね…。取材で、証券会社の方にお会いしますが、やはり、皆様お疲れのご様子です…。個人投資家の皆様も、ちゃんと寝られてますか…?

こんな相場です。ちょっと目線を変えてみようか…ということで。今日はこの発表会に行ってきました。

「Best Global Brands 2008」

これはブランド専門のコンサル会社、インターブランドが99年から発表しているランキングです。世界のブランドの「価値」を金額に換算する独自の評価手法を開発、それに基づきブランド価値のTOP100を金額順にランキングしたもの。企業の時価総額ベースではなく、あくまでも「ブランド」の世界的な影響力、ブランドがその会社のもうけにどれだけ貢献しているか、など「ブランドの価値」に注目しているのが特徴です。

「目に見えないはずのブランドの価値をどうやって計算するのか」ということについては、詳細な説明を割愛させていただきますが…(説明を聞いて私は納得しましたが、ここでは伝えきれないので…)、ブランド価値の高い会社は比較的安定感がある、ブランド価値が伸びている会社は成長力がある、といえそうです。ブランドが強いということは、価格競争力があり、参入障壁を作れる、ということ。株式投資をされている方も、長期的にこの考え方は役立つはずですよ。

そして、今年のランキングは…

Brand_2 コチラ。(拡大して、ご覧ください。左上から順に、1位~です)

1位は、ブランドの王様。8年連続、揺るがない地位ですね。
ですが、このランキング自体よりも、「変化率」の方が注目すると面白いですよ。

今回の結果で、私が面白いと感じたポイントは…

●エコが強い!
自動車業界に格差。トヨタ、BMWが毎年着実にブランド価値を伸ばす一方で、フォードがズンズン落ちてます。トヨタは日本勢の中で唯一トップ10入りしている企業ですが(ランキング6位)、ブランド価値が伸び始めたのが、ちょうどプリウス発売以降。BMWも高燃費エンジンに注力しています。一方、フォードは、エコのイメージはないですよね…。自動車業界において、また自動車以外でも、「エコ」は今後も引き続き、ブランド力を支える強い要素になりそうです。

●脅威のグーグル
ランキングは10位ですが、ブランド価値上昇率ダントツ第1位(プラス43%!!)。私たちも日常生活で「ググって」ますから実感できるはず。ただ、この上昇率、急すぎるのが、逆に怖いかんじ。これから投資する場合は、事業に伸びしろがあるのか、考えられるリスクは何なのか、自分でよく調べなくてはなりません。

●がんばれ任天堂
ブランド価値13%アップ(上昇率5位、アジアブランドトップ)。ランキングは40位ですが、ブランド価値は07年から急上昇しています。Wii・DS効果。海外で、任天堂のCM見ると、誇らしい気分になっちゃう。日本人として。生活に、必ずしも必要じゃない、「ゲーム」という分野において、この市場創出の力はすごい。個人的に、まだまだ伸びてほしい企業です。

●外資系金融にも格差
サブプライム問題により、全体的にブランド価値が下がった金融部門。でも、下落率に差がありました。メリルは21%、モルガンは16%下落しているのに対し、ゴールドマン、HSBCあたりの、ブランド価値の下落率は低く(3%程度)、株価の下落率も低い。「外資系金融」でくくると、見誤りそうですね。

リリースはこちらから…。

9月 19, 2008 編集部裏日記 |

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