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2008年6月24日 (火)

「月光!マネー学」著者・田村正之さんからメッセージ

5年前まで日経マネーで副編集長をしていた田村正之と申します。Gekko 今回、「月光! マネー学」(日本経済新聞出版社)という本を出しました。よろしければ書店などでごらんになってください。書店からは「ともかくタイトルがわけわからん!」とお叱りをいただいていますが(笑)、中身はこんな感じです。

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第1章 月光投資法……持っているだけでリターンは年率6.6%
「株で何億円作る!」みたいな投機を薦めるかのようなセミナーもたくさんあります。でもその結果、アップダウンの激しい運用が続き、最終的に資産がほとんど増えないケースも多く見られます。
でも資産形成で大事なのは「分散・長期・低コスト」という運用の基本を守ることであり、国内外の株や債券に分散して10年保有すれば、どの年に開始しても10年後の時点でマイナスにはならず、過去の平均では2倍近く(平均年率6.6%)に増えてきました。個人は資産の7-8割のコア(中核)部分はこうした手法で着実に増やしていくべきだと思うのです。この章ではETF(株価指数連動型上場投信)を中心に、国内外の債券の選び方、ドルコスト平均法の正しい使い方など、低コストで分散するための様々なノウハウを解説しました。

第2章 これが月光進化形……株価や為替変動のクセ、金融税制を押さえよう
資産の2-3割のサテライト(衛星)部分なら、リスクをとって高いリターンを狙う投資も有効だし勉強にもなると思います。この章ではアクティブ(積極運用型)ファンドの選び方や株価指標の使い方、株や為替のアノマリー(値動きのクセ)、金融税制などについて知っておくべき知識をまとめました。

第3章 トホホな商品にサヨナラを……高手数料のワナに気をつけよう
変額年金、リスク限定型投信、若い世代にとっての毎月分配型商品、銀行が満期を決める仕組み預金、誰でも入れるシニア保険など、資産形成にむしろ妨げになると思われる商品の仕組みとそのダメダメさを赤裸々に書いています。

第4章 月光家計術で堅実リターンを……医療、税金、ローン、年金のツボ
資産形成は運用だけでなく、家計管理も同様に大事ですが、そのためのノウハウは意外に知られていません。例えば医療費が100万円かかっても申請すれば最終負担が8万7430ですむ高額療養費制度を使いこなす方法や、医療保険が必要になる確率、変動金利で借りるローンの怖さ、年金の増やし方などを書いています。

さて、どうして「月光!という変なタイトルなのでしょうか。そのあたりは読み進めていただければ徐々にわかっていただけると思います。
え? ここで教えろ? ……いやまあそうおっしゃらず……。

6月 24, 2008 お知らせ |

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» 「月光!マネー学」を読みました トラックバック 株主優待同好会管理人の日記
月光!マネー学(田村 正之著 日本経済新聞出版社 1,575円)を読みました。 <目次>  とても長い前書き  第1章 月光投資法 持っているだけでリターンは年率6.6%  第2章 これが月光進化形 株価や為替変動のクセ、金融税制を押さえよう  第3章 トホホな商品にサヨナラを 高手数料のワナに気をつけよう  第4章 月光家計術で堅実リターンを 医療、税金、ローン、年金のツボ <感想>  第1章では、ドルコスト平均法(毎月一定額の購入により、高いときには少ししか買わず、安いと... 続きを読む

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