編集長のひとこと 3月18日 あと3カ月待てば…
18日の東京株式市場では日経平均株価が176円高、1万2000円寸前まで反発しました。ちょっとだけ、ほっとしました。
マネー最新号の発売日である21日が近づき、こんな先行きが見えない相場環境では売れ行きに支障がないか、新米編集長としては心配の種がつきません。
18日のお昼に、カブドットコム証券の懇親パーティーがあり、出席しました。斎藤正勝社長は「こんな環境でも口座開設は続いている。賢明な個人投資家は、たくましく動いている」と話しておられました。
同社の看板アナリスト、山田勉さんが興味深い話をしてくれました。大荒れの米国株式市場の中で、今も上昇基調を続けている銘柄があるそうです。それは何か?
答えはコカコーラとマクドナルドでした。これから日本のちょっと西で、莫大な消費が立ち上がる。インドでも中国でもロシアでも、彼らが買うものは、別に特別なものではない。米国や日本でかつて大きく売れた商品、わかりやすい商品。それを作っているのがコカコーラであり、マクドナルドだという。とてもわかりやすい、それでいて説得力のある話でした。パーティー会場でいただいた山田さんの著書「超優良株で資産をつくる! 世界一シンプルな投資戦略」もおもしろそうです。本の帯にライバル誌の名が入っているのがちょっと「…」ですが、中身はとても興味をそそられます。
日銀の総裁がなかなか決まらないなど、日本の政治の体たらくはひどいものですが、相場の雰囲気が変わるまで、山田さんの見立てでは「あと3カ月」だそうです。