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2008年2月29日 (金)

豊かなマネーライフの伴走者に

編集長の北澤です。

……とご挨拶するのも今日が実質最後。3月1日付で編集長が代わります。私事で恐縮ですが、私は日本経済新聞社に戻り再び新聞編集に携わります。この場を借りて読者の皆様、在任中にお世話になった方々にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

日経マネーの編集長に就いたのは、新興株ブームと株のネット取引の急速な拡大に市場が沸いた2005年。しかし、その後は2006年1月のライブドア・ショック、2007年2月の中国発(実質は米国発)の世界同時株安、そして同年夏のサブプライムローン・ショックという大波に襲われて、相場は波乱の展開が続きました。個人投資家の方々も大変だったでしょうが、「市場連動型雑誌」である日経マネーも販売部数の面では苦戦を強いられました。ま、これが相場、めぐり合わせというものですよね。

着任時に編集部で「日経マネーの使命」として掲げたテーマは、ちょっと大仰なのですが「ファイナンシャル・デバイドの解消をめざそう」ということでした。IT(情報技術)の能力を身につけているかどうかが収入などの格差を生むという「デジタル・デバイド」は、ハードやOSの進化によって誰もが簡単にパソコンやネットを操れるようになり、大きな社会問題にはなりませんでした。実際には、金融知識の有無が豊かさに大きな差を生むファイナンシャル・デバイド(ちなみにこの言葉はソニー銀行の石井茂社長の造語です)の方が日本においては深刻な問題であり、その解消に一役買うことが日経マネーの果たすべき役割である、という意味です。

この問題意識は今も変わりませんし、投資や資産運用の重要性は一段と増していると思っています。少子高齢化や巨額の財政赤字、遠くにインフレの足音が聞こえるという日本の現状を考えれば、自分の資産は自分で殖やし、自分で守らねばならないという必要性はますます高まっているからです。

この3年間、日経マネーがどれだけ個人投資家のお役に立てたかというと、これもまた忸怩たる思いにとらわれます。しかしこの3年間に、ネット証券やネット銀行など金融ビジネスに携わる方々の中に、同じような考え方を持つ人々がたくさんいらっしゃることも知りました。こうした方々と手を携えて、これからも日経マネーは人々が豊かなマネーライフを送るための伴走者であってほしいと思います。

ご挨拶が長くなりました。今後は編集部OBかつ読者の立場で、日経マネーがもっと多くの読者に読んでいただける雑誌になるよう応援していきます。最後に読者の方々が資産運用の成功者になることをお祈りして筆を置きます。ありがとうございました。

2月 29, 2008 編集長の一言 |

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